ウイルスは人類に必要
ここでは、小児マヒの話をしましょう。 戦後、たくさんの小児マヒが生まれました。 小児マヒはウイルスによって引き起こされます。
最終的には医学の研究の成果によって、小児マヒのワクチンが開発され、それにより一斉に小児マヒがなくなった、というようにも伝えられています。
しかし、それは間違った認識です。 ワクチンが効いて、小児マヒという病気がなくなったのではないのです。
実は、小児マヒのウイルスは、次々と人類を通過していく過程で、自然と病原性が薄らいでいくのです。 だから、ワクチンが開発されて使われだしたのと、小児マヒが治っていった時期が、偶然に一致したことから、いまだにワクチンが効いたと思われているのです。
このことは、先ほど述べたビタミン学説の誤った認識が、そのまま今日も受け継がれているのと同様で、やはり現代医学の研究者によって、ワクチン有効性の根拠とされています。
ワクチン自体は、ウイルスに対して何の作用もしないのです。 ただ、心理的な問題で、ワクチンを打ったのでもう大丈夫だ、といった暗示の効果が有効に働いたということは言えます。
むしろ、ワクチンはその成分がタンパク質なので、それが脳にまわると脳症などの害を及ぼす危険のほうが大きいのです。
ウイルスは何故、地球上に存在するのでしょうか。 それは、いろいろな生物の体のなかの、悪くなった細胞や毒素を破壊するためにあるのです。
だから、ウイルスをいつでも悪者扱いして、これを阻害するのではなく、ウイルスと仲良く付き合う方法を模索するのも一考です。
発熱の際に、熱冷ましや解熱剤を使うと、発熱の原因は消えずに残ったまま、熱だけが下がります。 そうすると、ウイルスがつくった毒素(悪くなった細胞を破壊するための)などの産物が、熱によって分解されずに身体の中のあちこちに残ってしまいます。 やがて、
それが固定し、特に脳に残るとき、脳症の原因となってしまうのです。 こうした脳症に起因するさまざまな症状が子供にあらわれたものこそが、小児マヒなのです。
ウイルスは、脳や臓器で悪い細胞や毒素などの掃除をするために、活動しているのですが、結局、医学の手によって熱を抑えられたことが、アダになり、ますます症状を悪化していってしまうのです。
大腸菌による下痢症状なども、こうした医学による悪循環のケースです。
一回、下痢で出すだけ、出したほうがよいのです。 そのときに、高熱を発していようが、いずれ、体から悪い物を出し切ったら、自然に止まるのです。
ところが、現代医学の処置では、下痢を人為的に途中で止めたり、あるいは熱を下げてしまうのです。
医学は、熱の影響で後遺症が起こる、と主張しますが、それは間違いです。
熱を途中で止めるからこそ、脳の障害が後遺症として残るのです。